パーソナルデザインを大きく外していたらホームレスになった話

2017 03 11 Sat 23:33の記事

どストレートファッションで過ごした時期があるお話を、前回いたしました。
そうしたら、たちまち周りから大事に扱われなくなったということも
少しお話いたしました。

具体的には、
わたしという中身は何にも変わっていないのに、
仕事がうまくいかなくなりました。
「太りすぎ」と言われるようになりました。体重は変わっておらず、
着やせファッションであるはずなのに、です。
電車に乗ると、見ず知らずの人から
「デブ」と言われました。
ああ、わたしっておばちゃんになったのね~と納得してしまっていました。
●今まで聞いたことのない、違和感がある」という言葉を耳にするようになりました。
よく聞いてみると、人から見て、たとえば
「わたしが何か悪いことをするんじゃないか」とか
「なんとなく信頼できない気持ちを抱く」とかだそうです。

もろもろさくっと端折りまして、ホームレスになりました。


なぜ?

ロマンスタイプは、小さなころから大事にされやすく、
お姫様扱いされることが多かったのです。
容姿に関係なく、重いものなんか持てないと思われるし、
かけっこも期待されません。
食べるのが遅くても、まあお嬢さん育ちなんでしょうということで、とくに攻撃はされません。

こういう特別扱いをされなくなったけれど
「いつまでも世間のお客様じゃだめ」っていうのは、こういうことなのね~と
これまた納得してしまっていました。

さて、ハローワークで相談したらすぐに雇用促進住宅というのに入れてもらい
その後に引っ越しをして、今では普通のアパートに住んでいます。

そうなってしまってから、自分を振り返ってみて
そうなってしまう間に変えたことは

「装い」だけだったんですね。

骨格診断を受けたのが真冬で、真冬の間ってそんなに大きく外れないんです。
カシミアのVネックのセーターとタイトスカートだと
十分にロマンスの範疇におさまる装いです。
揺れるファインジュエリー(ピアス)をしていました。ネックレスはなしです。

春になって痛いトレンチコートを着て
夏になって張りのあるシャツを着たころから
勝負事に全部負けるようになったんです。
たとえば、仕事だけではなく、家賃の交渉とかね。
で、ホームレスになったのが7月でした。

行くところもないので、路上で占いをやっていた占い師さんに診てもらったんですね。
そしたら、いきなりわたしがその時着ていた服を指さして
「その服はまずい!なんか嫌なものを感じる。
木のなくなった山に木を植えずにそのままにしているような、乾いた感じがする。」
と、言われたんですね。
「あなたは内面がドライなので、せめて服は木とか花とかイメージさせるものがいいんじゃない?」
と、言われました。

すぐさまその時の服は捨てて、
まあまあのものは人にあげて、
その夏は何を着ていたかあんまり覚えておりません。
衣類がそろうまで1、2年かかりました。

ある日、電車の中で大学生から
「お姉さん」と話しかけられました。
わたしは自分を取り戻したようです。