ドレープ感のあるドレスについて
診断を受けると、ドレープ感のあるドレスが似合うと必ず言われるかと思います。
でも、どうでしょう。とくにわたしと同世代のかた、実際に着ていますでしょうか。
全く抵抗がないという人は、むしろ少ないんじゃないかと思います。
特に骨格ストレートの場合、体の厚みが増すので難しいとも感じます。
胸元の空き具合が、職場のビジネスカジュアルでは露出のし過ぎになってしまいます。そこで胸の三角のところにキャミソールが必要になります。カーディガンやジャケットも要ります。
そうすると、結局ロマンスらしい持ち味は、さほど出ないんですよね。
ドレスコードが
「スーツを基本とするビジネス」だったら、完全にアウトです。
わたしがドレープを取り入れるなら、
- 肩のところにちょっとギャザーがある
- 肩のところに一つ二つタックがある
- ウエストの絞りのところに弛みがある
ぐらいの取り入れ方をしています。
検証用にひとつドレスを買ってきました。古着で買ってきたので800円です。
肩にささやかなギャザーが入っています。
これぐらいのギャザーが、取り入れやすいかと思います。
※このドレスはけっこうハイウエストなので、わたしが実際に着ることは難しいです。BMI17までに痩せたとしても、妊婦さんのようになると思います。
全体だと
こんな感じで、小さくまとまった作りで、キュートさんしか着られないワンピースだと思います。
色に関しては、セパレーションが効いているので、
- コントラストに強い、冬属性をもっているか
- アバンギャルドさんかファッショナブルさんしか着にくい
ということになります。
つまり、総合すると、ウェーブタイプでキュートアバンギャルドさんしか着られない、ということになります。
わたしたちがこのワンピースを着られるようにするなら、黒い部分を全部無くして、ぼんやりしたドレスにして、襟回りの縁取りも同じ布で作り、ハイウエストをやめれば着ることができます。
セパレーションとコントラスト
セパレーションの話をしたので、ちょっとついでに黒のコントラストについて書いておきますが、冬要素のあるかた、ファッショナブル要素のあるかたは、
「こんな大胆な黒の取り入れ方で大丈夫なの?」と、心配される場合もあるようです。
このようなドレスの場合、セパレーションがグレーや白だと、完全にサマータイプ向けに、コントラストに弱い人向けのドレスになるでしょう。
なので、このようなぼんやりした紫色の花柄の布で、アバンギャルドなりファッショナブルになりにしようとすれば、セパレーションは黒以外の選択肢は無いのです。グレーや白ではパンチが足りません。
なので、締め色に黒を使うことは間違いではありません。ですがそれ以上に、好きだからこそ、そういう服が手元にあるんだと思いますよ。
ドレープ感に頼らないドレスを探すことも可能
さて、話を戻して、
あまりにもドレープ感満載のドレスは、50代にとって、やっぱり現実的とは言えません。抜け感がありません。
なので、ドレープに拘らずにちょっとしたレースが付いていてもいいし、
バラ柄で多少緩やかなラインでもいいと思います。