曲線系の人が歳をとったら、何を着ればいいのだろう・・・・・
わたしが出した結論はマダムボヘミアンヌになることでした
50代向けの雑誌をめくっても、ナチュラルなお洋服か、ファッショナブルすぎる服ばかりで、お手本がありません。なので 自分自身で模索してたどり着いた結論は、マダムボヘミアンヌになることでした。
参考画像です。
https://www.waja.co.jp/waja/worldrobe/38_730/1723897.html?variationNumber=1
今までも何度も書いてきたことですが、今は完全にエキゾチックな方向に舵を切っています。ボヘミアンだったり、オリエンタルだったり、エスニックだったり、少しの野性味があり民族的な雰囲気のものです。
去年までかわいい服も買っていました。ですが、今は本当に卒業しました。よく噓をつきますが、今回ばかりは本当です。最近はかわいいものは買っていません。ハート型のイヤリングもぐっと我慢しました。お洋服を買うこと自体、だいぶ減りましたが、そんな中でも貴重な一枚一枚がエキゾチックでセクシーかどうか、考えて買っています。
お友達の勧めるままに買うと、割とかわいいものを選ばれがちなのですが、そういうのは結局着ないですね。わたしはお洋服は自分で選んだほうがいいタイプのようです。もちろん、人が選んだ服のほうが似合う人も一定数おられますので、自分で選ぶことに、必ずしもこだわらなくて良いと思います。
ロマンスタイプの場合、お洋服は徹底して論理的に着たほうが良いです。グレースタイプとフェミニンタイプ、ナチュラルタイプにも論理が必要です。
論理を超えてなんでも着こなしてしまわれるのが、ファッショナブルさんで、多少バランスにユーモアがあっても着こなしてしまわれるのがキュートさんだと思います。
なのでモデルさんには圧倒的にファッショナブルさんとキュートさんが多いです。彼女たちが似合わない服の時は、横を向いていることが多いです。
盛り系でありながら、大人属性で、論理が必要なのがロマンスタイプだと思います。グレースタイプも同じぐらい論理が必要なのですが、グレースタイプの場合、なるだけ装飾がないほうが良い、サイズがぴったりなのが良いので、おそらくロマンスタイプよりか、論理性はシンプルになるかと思います。ぴったりサイズを探すのにご苦労されているかと存じます。
ロマンスタイプの場合、自分には
- どれぐらいの余白が似合うのか
- 柄にはどれぐらい地の色が見えていればいいのか
- コントラストはどこまであればいいのか(ロマンスタイプの場合、全くなしというわけにはいきません)
- 躍動感はどれぐらい許容するのか
- アクセサリーはどれぐらい目立ったほうがいいのか
- パンプスは基本的にベージュか服の色と同じが良いです
- トップスとボトムスのバランス(基本的に1対1,6。これが非常に難しい、面倒くさいのでドレス、ワンピースが多くなります。)
- 素材はほどよくドレスか
こういうことを考えながらお洋服選びをしているので、たぶん他のタイプには想像がつかない苦労と楽しみだと思います。苦労しているけれども、楽しいですよ。
今ここで一部掘り下げますね。
似合うの論理
ロマンスタイプにベージュのパンプスを勧める理由
パンプスは基本的にベージュか服の色と同じが良い、についてです。
靴をアクセントにしないほうがまとまります。わたしは基本的に、ベージュかキャメル、オリーブカラーしか買いません。冬場はタイツに合わせて黒もありです。ボトムスの色と同じでも良いです。
靴はコーディネートの一番下にあるものです。ここに目立つ色があるほど躍動感が出ます。活き活きします。なので、工夫なしに黒い服に赤いパンプスが似合うのは基本的にファッショナブルさんだけだし、靴だけビビットカラーにしました!というコーディネートが似合うのはキュートさんです。
柄と地の色について
地の色がほとんど見えていなければ、どちらかというとアバンギャルドさん寄りになります。わかりやすく表現すると、アバンギャルドさんってちょこまかちょこまかと装飾がついていたり、ちょこまかとした模様が似合うんですよ。
そしてアバンギャルドさんの場合、ぴったりと着て、ロマンスタイプの場合、布地がゆったりとしたデザインのものを着ます。
少しでもかわいい要素のあるロマンスタイプならば、小うるさい柄も許容しますが、袖や裾がたっぷりあるデザインのものを選ぶと似合います。
では、地の色が見えていなくて、大きな柄のスカートだったら誰に似合うでしょうか。
アバンギャルドさんにも、ロマンスタイプにも、なんとな~く似合うお洋服になります。言ってしまうとどのタイプにもなんとな~く似合います。こういうなんとな~く誰にでも似合う服が、世の中には多いです。特に安いものには多いです。
それでなんとな~く着ていると50点ぐらいの違和感のない人が出来上がって、普段はそれでいいけれど、婚活をするとかプレゼンをするとか、いざというときに困るんですよね。何となく似合う服=ちょっとダサい服ですから。
だからユニクロの服ってちょっとダサいでしょう?誰にでも程よく似合って普段着にはなります。でも、フレンチレストランに着て行きたい服にはならない理由は、誰にでもなんとなく似合う柄にしてあるからです。
話が行ったり来たりしますけれど、歳をとると、このなんとな~くの魔法が使えなくなります。一気におじさん、おばさんになってしまう瞬間がやってきます。
- 久しぶりにお洋服を買いに行って、試着した瞬間、とか
- 通販でかわいい服をまとめ買いしたら全部似合わなかった瞬間とか
- 子供の運動会で撮った写真の見慣れない後姿のおばさんが自分だった瞬間、などなど
否応なしに心をへし折られる瞬間を体験したら、お洋服は論理的に組み立てましょう。わたしたちは何にも悪くないのです。足りないのは、論理的な思考です。