ツイステッドワンダーランドの設定集をいただきました。いただいたので出血大サービス記事を書きます。書けたら22人分書きます。何文字になるんだろう・・・・・
◆◆パーソナルデザインとキャラクターデザイン1
~古今東西の創作物におけるパーソナルデザイン◆◆
パーソナルデザインとキャラ立ちの仕方
はじめに、パーソナルデザインとキャラ立ちの仕方について基本を書きたいと思います。
単体ではキャラ立ちしにくいロマンスタイプ
みんなロマンスドラえもん
ドラえもんののび太君はお昼寝が大好きですね。そしていつもドラえもんに支えられています。そしてドラえもんもまた、のび太が居なければ、物語に居る意味がなくなります。
そう、のび太君はロマンスタイプでそれを支えているドラえもんもロマンスタイプなのです。お母さんと手のかかる息子といった関係性でしょうか。ドラえもんの母性が際立っている感じです。同じように母性を感じてしまうしずかちゃんもロマンスタイプです。
のび太君はだめだめ感が印象的でいつもゴロゴロしているイメージですね。
これってのび太君の風貌だから成り立つことで、ジャイアンが
「僕だって甘えたいよ」と言っても甘えさせてもらえません。
ジャイアンはファッショナブルタイプ。スネ夫という子分を引き連れています。ドクターXというドラマでも大門未知子先生がいつも麻酔医と一緒に行動しているのが印象的でした。
親分子分になるのがファッショナブルです。
ただ、両者ともアニメやドラマのキャラ立ちのさせ方のお話しであって、実際のロマンスタイプは一人で自立していますし、現実のファッショナブルタイプは子分をこき使ったりはしませんので、その辺をお間違えの無いようお願いします。
単体でキャラ立ちするキュートタイプ(ハイスタイルタイプ)
一人でも強いハイジ
アルプスの少女ハイジはおばさんに連れてこられたけれども、その後一人で逞しく人生を切り開いてゆきます。ハイジの人生にペーターが居なかったとしても、ハイジは単独でも引き立って物語を引っ張て行く力があります。そんなハイジはキュートタイプ。
一方、ハイジに出会えなければ人生が開けなかったであろうクララはロマンスタイプです。ハイジはクララが立って歩けるように導いてくれます。
これってどこかでも聞いた感じのお話しですよね。
以前にもハイスタイルに導かれるロマンスタイプのお話しをしました。
↑このサイトで一番のアクセス数を稼いでいる記事です。
ひとりで逞しく際立つ赤毛のアン
赤毛のアンもキュートタイプと思われます。夢見がちな面も多々見られますが、白いマーガレットの花のようであり、バラの花のようではないので、キュートタイプと思われます。
お父さんお母さんが居なくても、逞しく生きてゆくことに読者は涙するのがキュートタイプの際立ち方でもあります。
主人公としてのグレースタイプはキャラ立ちの難易度が高い
主人公としてはレアなグレースタイプのハリーポッター
ハリーポッターのキャラクター設定はとても面白くて、ハリーがグレースタイプ、ハーマイオニーがキュートタイプ。ロンがロマンスタイプです。この設定でお話を作れる人ってなんて天才なの?と思ってしまいます。グレースタイプを主人公にする時点でお話しつくりの難易度高いですもの。
主人公に据えられるのは圧倒的にロマンスタイプとキュートタイプが多いように思います。書きやすいですからね。
主人公がグレースタイプの場合は、ハリーポッターのように主人公の周りにキュートタイプやロマンスタイプを配置しなければならないので、細かく組み立てて伏線に伏線をはりながらの作業になるので、すごく大変だと思います。
グレースタイプ本人は面白いことを自ら行う人ではないからです。ハリーも周りの人の失敗に巻き込まれたり、勝手に応募されたりしながらのドタバタが面白いという構成です。
ハリー自身は完璧に何もかもを持っています。
素晴らしい人格、お金、才能、←もうこれを見ただけでグレースタイプの主人公がいかほどに難しいかお判りいただけるかと思います。
登場人物が増えれば増えるほど大変です。初めから超、長編にすることを見据えての挑戦だったのでしょう。すごい!
完成品が美しいファッショナブルタイプ、未完成が美しいロマンスタイプ
登場した時点で完成品であるべきパーソナルデザインと、今から成長することが面白いパーソナルデザインがあります。成長してゆくさまが面白いのが、キュートタイプ(ハイスタイル)とロマンスタイプです。世の中の小説のほとんどが、この二つのPDでできています。だって面白いし、応援したくなるからです。
一方、グレースタイプ、ファッショナブルタイプは、登場した時点で完成品でなくてはいけません。とくに、ファッショナブルは完璧な完成品であり、さっそうと登場し
「わたし、失敗しないので」と言い切る人でなくちゃいけません。
ロマンスタイプはというと、生まれたてであったり、不完全であるほうが物語が生まれます。絵画、ビーナスの誕生、
やミロのビーナス
写真はWikipediaより
など、生まれたてだからなおさらに美しかったり、年月の中で一部が欠けたことによって美しく感じます。
ロマンスタイプは未熟だったり、不完全なところこそが魅力になります。これは、リアルのロマンスタイプも自覚したほうがいいでしょう。未熟で不完全なところも魅力的なのだと。ロマンスタイプは完全に仕上がっても、これもまた魅力的です。
キュートタイプは完全に仕上がる前に、これからも前向きに生きてゆきます!ってところでお話しが完了しなくてはいけないけれど、ロマンスタイプだと主人公が目的を成し遂げたり、幸せになるまで見届けることができるんです。
なので、ロマンスタイプの登場人物は、本当に書きやすいですね。
車椅子のクララもハイジの助力で立てましたね。そして視聴者は、立てないクララも、立ったクララも、両方好きでしょう?
もちろん、グレースタイプもハッピーエンドまで見られますよ。ハッピーエンドになるかどうかわからないのがファッショナブルタイプとナチュラルタイプですね。ファッショナブルタイプはもともと悪役に配置されることが多いので、なかなかハッピーエンドや幸福感からは遠いところに居ます。もちろん、小説の中だけのお話しですよ。
プリズンブレイクの主人公もグレースタイプです。罪を犯したわけではないのに優秀で完璧で、心も美しいグレースタイプが監獄にやってきた!だから面白い!
ディズニープリンスは絶対にロマンスタイプから揺るがない
最後に、ディズニーの王子様のルールについておさらいしておきます。すでにご存じの通り、
王子さまは絶対にロマンスタイプ!それがディズニー。夢の国の絶対条件です。
上記のことを踏まえて、ツイステッドワンダーランドのキャラクターを見てゆきます。
こんなに大まかにざくざく書いているのに1500文字だよ。先は長いですよ。ぜったいスカラビアで力尽きる・・・・・気がする。
それともう一つ、衣装についてお話しするので、これを置いておきます。
著作権の問題があるので表紙を見ながらお話をします。
◆◆パーソナルデザインとキャラクターデザイン2
~ここからはツイステのキャラクターを解説します◆◆
ハーツラビュルのパーソナルデザインとパーソナルカラー
キラッキラしていますよね。はい、スプリングです。でも、スプリングさんがちょっと悪く見える色合いが多用されています。なので、ウィンターカラー多めのスプリングタイプです。
永遠のアイドル、リドル君
まずリドル君。リボン組。わかりやすいリボン組です。ハイスタイルさんです。お召しの衣装はベルフラワーライン。アイドルが着る衣装の形です。赤いセンターのアイドルです。永遠のアイドルです。バラの花もキュートなバラの花ですね。抽象化されているし、半分塗りかけですし。
掴みは赤い服を着たセンターのキュートタイプでないといけません。これがないとまず入り口を通ってくれないのが、人の習性です。赤い服を着たかわいこちゃんを真ん中に置くこと、これ大事ですね。
ブーツの上の絶対領域がかわいいですねえ。この絶対領域を上のほう、太ももあたりに持ってこれるのはキュートさんだけです。
リドル君がマントを半分しか着ていないのは、ベルフラワーラインとの共存が難しいため、マントは半分だけ肩に掛けています。片方だけにすることで躍動感も出せます。
絵描きさんはカラーオブミーファッションマニュアルを購入すると、キャラクターの衣装が論理的にわかると思います。お洋服を1から製図する人にも必要な本ですが、一般的には必要な本ではないと思います。
リドル君以外の4人はロマンスタイプです。以上、って言ったら怒りますよね。一人ずつ書きますよ。
物語の第二の主人公?エース君
お名前がエース君だったので、てっきり彼が主人公だと思っていたらプレイヤー本人が主人公でした。
わかりやすい見分け方は、キュートタイプとロゼットの位置が違うことですね。リドル君のロゼットはウエストの細いところにありますが、ケイト君をはじめとするハーツラビュル生はロゼットは腰骨の位置です。。あと、実験着の着崩しがロマンスタイプです。まだ16歳ということでかわいい感じがしますけれど、ロマンスタイプです。寮服の肩の飾りも、これってロマンスタイプにしか似合いません。
真ん中にキュートタイプ(ハイスタイルさん)を置いて周りを王子様で取り囲んで
「さあいらっしゃいワンダーランドへ!」という役目のハーツラビュルでしょう。
物語のカギを握っていそうなデュース君
つり目だし、グレースタイプと迷いましたが、いかんせんハーツラビュルの寮服は盛りがすごいので、これを着られる限りロマンスタイプです。でも、デュース君は露出に弱く、首元がやや寒そうなのでサブはグレースと思われます。正面顔の顔パーツバランスは完全にロマンスタイプです。
デュース君は嘘はつかなさそうなイメージだし、もしかしたらグレース設定にしたかったのかなとは思いますが、ここはNRC(ナイトレイブンカレッジ)ですし、グレースタイプはRSA(ロイヤルソードアカデミー)に行くのではないでしょうか。グリフィンドール的な寮もNRCにはないけれど、RSAにありそうです。
グレースタイプが魔法で大釜は出さないと思いますので、やっぱりロマンスタイプですね。
垂れ目のケイト君はもちろんロマンスタイプ
たれ目ちゃんだし、わかりやすいロマンスタイプです。ポンパドールが良くお似合いです。制服も実験着もネクタイがゆるめです。こんな着こなしができるのは垂れ目のロマンスタイプならではです。
一見グレースタイプに見えるけれどロマンスタイプなトレイさん
神経質そうに見えるんですが、寮服の着こなしがずるずるで裾も出していますし、ケーキを作ったり歯磨きに凝ったりするのはロマンスタイプなので、ファーストはロマンスタイプです。ですが4割はグレースでしょう。
制服よりも寮服のほうが似合っています。盛りの似合うところもロマンスタイプです。それに、グレースタイプだと、髪の毛を跳ねさせることは難しいので、やっぱりファーストはロマンスタイプと判断しました。
さて、ハーツラビュルの4人に関しては入り口として毒も少ないので、あまり面白いことは書けませんでした。愛がないわけではないです。ハーツラビュルは立ち位置としてはわかりやすいアイドルグループ的な存在としてデザインされていると感じます。
キラキラのハーツラビュルに心を持っていかれたティーンエイジャーは多いだろうと思います。
もちろん、内面を深堀りしていけば、それぞれの闇の深さがあるのですが、ここではデザインを中心にお話をしています。ハーツラビュル推しの人が居たら、こんど1時間ぐらいお勉強しておきますので、許してください。
ここで3000文字。サクサク進みますよ。
サバナクローのパーソナルデザインとパーソナルカラー
2番目の寮としての位置づけなので、ハーツラビュルよりもキャラクターや設定に癖が出てきます。面白くなってきますね。
筋肉が引き立ってとってもセクシーなサバナクローはオータムタイプ。渋い色使いの中で肌質や肉体の丈夫さが引き立っています。
セクシー担当のレオナさん
レオナさんは一見、ファッショナブルが混じっているようにも見えるでしょうが、実は純度の高いロマンスタイプです。
その証拠は
彼はジャケットが着られないんですよ。似合わな過ぎて。これがファッショナブルさんだとジャケットは着られます。
レオナさんのデザインは木村拓哉さんと同じで、お顔立ちがエレガントで、パーソナルカラーがオータム、パーソナルデザインがロマンスタイプです。そう、セクシーの塊のような人ですが、そのセクシーさはムンムンはしておらず、上品です。
いつもお昼寝をしているところも、いかにもロマンスタイプです。
寮服の腰回りの盛りで、アーモンドラインを作っているのでロマンティックタイプでもあります。王子様ですし、ロマンスタイプからは絶対にブレないはずです。ディスニーの絶対ルールなので。
寮服の足先の細さにもご注目。アーモンドラインです。
運動着の上着も腰に巻いてアーモンドラインを作っています。かたくなに羽織物をしませんね。
実験着はグローブの広がりと裾の長さがあるので、ロマンスタイプでも着ることができます。
それでもまだファッショナブルを疑う人は、オーバーブロット姿を見てみれば、納得のロマンスタイプでございます。
お耳がいい意味で似合っておらずキュートなので、ことさらにかわいいという現象を引き起こしていると感じます。
ロマンスタイプなのに子分が居るの?と思っちゃうのですが、子分にも平等に対価を与えているので、ジャイアンスタイルというわけではありません。
レオナさんだけで1000文字語っちゃったじゃないの。愛に偏りがあるとか言わないでね。レオナさんがロマンスタイプだからだよ。本当だよ。
ツイステの貴重な筋肉担当、ジャック君
ナチュラルタイプです。足の大きさをレオナさんと見比べれば一目瞭然です。テントハウスラインです。
肩の存在感が大きく、腰回りの盛りよりも、肩幅のほうが目立ちます。
ネクタイもしませんね。似合わないですものね。
16歳でこんな筋肉の人いる?と思ったのですが、狼さんだということで納得いたしましょう。
ツイステ内唯一のボーイッシュさん、ラギー君
ハイスタイルさんですがネクタイをリボンにしないのはボーイッシュさんで盛りに弱いのと、お下がりを着ているという設定上ではないかと思われます。
首元の露出はやっぱり苦手なようで、寮服にはスカーフを、運動着にはインナーを着ています。実験服もオーバーサイズですが、良くお似合いです。あざとかわいいです。ラギー君はハイエナですが、わたしの近所の猫に似ていて、こね回したいです。
ボーイッシュさんたちは、盛れないことを不満に語られることもあるようですが、存在だけで猫ちゃんのようにかわいいですから。もうそこに存在してくれるだけでかわいいですから。
セクシー、かわいい、逞しい!というキャラクターの魅力がありながら、メンタルずぶ濡れにまではしない、少しずつ世界観をわかってね、という立ち位置のサバナクローだと思います。
この辺りから、30代のファンが付き始めます。
ここで4500文字。22人で2万文字を予定していましたが、2万文字では収まらないですね。次、だんだんと濃くなっていきます。
オクタヴィネルのパーソナルデザインとパーソナルカラー
売れる王道を行くオクタヴィネル
オクタヴィネルのパーソナルカラーはサマータイプ。心を落ち着かせる、万人受けする色合いです。寮服にはちょっとサマーには強めの色も使ってありますので、やっぱりちょっと悪役っぽくしてあります。
売れる王道を行くオクタヴィネルです。最初にドラえもんのお話しをしましたが、仲良しオクタヴィネル3人組は、3人ともロマンスタイプです。
王道の
- だらだら気分屋タイプでコミュニケーション力が高い役~のび太的役割
- お母さん役~ドラえもん的役割
- お姫様のように大事にされる役~しずかちゃん的役割
の売れる王道ロングセラーまっしぐらの設定です。こんなの、初めから売る気満々の設定ですよ。
わたしたちはドラえもんを何年飽きずに楽しんでいるでしょうか。何十年も飽きずに楽しんでいますよね。そう、オクタヴィネルも、何十年も飽きずに楽しんでもらえる仕組みになっています。
ロマンスタイプ3人組は、見るものをほっこりさせます。そこで事件が起きても、喧嘩をしても、最終的には見る人に精神的豊かさをもたらします。こんなのずるいわ!おっと失礼。
ドラえもん以外にも似たような設定のものはないかな~って探してみたのですが、タッチはどうかなと思ったのですが違いますね。たっちゃんとかっちゃんはロマンスタイプですが、南ちゃんが違いますね。
オクタヴィネル3人はいずれもファーストロマンスタイプ、セカンドグレースタイプで、一番モテるパーソナルデザインです。セカンドにグレースが入っているのでスーツも良く似合います。モテるために生まれてきたオクタヴィネルです。
子供から大人まで、わたしたちの心を根こそぎ持っていくオクタヴィネルです。
3人まとめて書くなって言われそうですが、分けるのが難しいです。3人でワンセットなんです。わかってもらえますよね。デザインも3人とも髪の毛がアンシンメトリーですし、ファーストセカンドともにPDも同じです。
双子ちゃんの横髪のお姫様カットがかわいいですね。
アズールさんジェイドさんは努力家、天才肌のフロイドさん
セカンドのグレース味の強いアズールさんとジェイドさんは並々ならぬ努力家だと思います。そういう設定でもあると思います。
一方、垂れ目で比較的ロマンス度の高いフロイドさんは天才肌に見えます。実際は結構な努力をしているんですが、ガツガツ努力をしているようには見えないのがロマンスタイプです。
ここで6000文字。いったん上げたほうがいいでしょうか。ここで切ってスカラビアを読んでもらえなかったら悲しい・・・・・
スカラビアのパーソナルデザインとパーソナルカラー
残りの力を振り絞って、そして睡眠を削って、スカラビアについて書きたいと思います。
スカラビアのパーソナルカラーはもちろんオータム。オータムでありながら、つやを感じさせる肌と色彩が使われています。
ロマンス100%のカリム君
男性から見ても色っぽくてかわいいらしいです。男性ファンが多いですね。わたしもカリム君のことはマリリンモンローのような人だなと思いました。特にグルービー後の、水から上がってくるカリム君は、プールから上がってくるシーンのマリリンモンローのように見えました。
時々、ロマンス100%ってどんな人ですか?と聞かれますが、こういう人です。ゴリゴリの盛りが似合う人です。ですが、その盛り方がすべて曲線なんです。四角いもの、硬いものは似合いません。
あれ?ロマンスタイプなのに、アーモンドラインじゃないよ?と気が付かれた方はおられますでしょうか。
そうなんです。寮服はエスニックラインなんです。フードや襟巻があって、脇も二の腕も出ているラインです。
ですが、カリム君の場合、エスニックラインをそのまま着てしまうと似合わないので、二の腕にレース調の白い刺青があります。言い忘れましたが、同じロマンスタイプで二の腕を出しているレオナさんにも腕に刺青がありますね。
カリム君はさらにここに蛇の腕輪もしていますし、袖がない分をアクセサリーで補っています。
運動着も、レオナさんと同じく腰に上着を巻いており、制服でもジャケットは着ません。
着られないんです。似合わないんです。設定上、丈の短い服を着せられない、というのもあるのでしょう。カリム君の制服はアーモンドラインです。つま先も尖っています。
カリム君自身は
「王子ではない」と言っていますが、わたしたちから見れば十分に王子様なので、ここもロマンスタイプからは絶対にブレないはずです。
ツイステ内の貴重なファッショナブルタイプのジャミル君
ツイステ内には、ジャミル君とクルーウェル先生と、あともう一人しかファッショナブルさんが居ないんですよ。貴重です。なので、ファッショナブルさんが好きなユーザーさんの心を総取りしていますね。
ジャミル君のサブはロマンスタイプなので、峰不二子ちゃんタイプです。なので、お色気がムンムンしています。
ファッショナブルタイプなので、髪の毛もかなり長くないと映えません。かなり長いですよね。
ジャミル君は常にエスニックラインです。なので、運動着もノースリーブです。
ファッショナブルさんらしい決め台詞も言っています。
「従者が居る限りアジーム家に失敗はない」と。
「わたし失敗しないので」という大門先生かと思いました。
ロマンスタイプとファッショナブルタイプの組み合わせで穏やかにはならない設定のスカラビア
初めに、先入観のないまっさらな状態でカリム君がいかにロマンスタイプかを語りたかったので、話が前後しますが、スカラビアはロマンスタイプとファッショナブルタイプの組み合わせでできています。
この組み合わせでお話し作りが成功すると、メンタルにガツンと響く名作になります。わかりやすいところではもちろん、アラジンアニメ版がそうです。アラジンはロマンスタイプ。ジャスミンがファッショナブルロマンスです。
そして、王様はロマンスタイプ、ジャッファーがファッショナブルタイプです。
ファッショナブルタイプはロマンスタイプに対して、
- 裏切るか(普通に穏やかではない)
- 魅入られるか(それでも穏やかではない)
の2択で、友達という関係性はあまり描かれません。多くはないだけで、探してみたらちゃんと友人関係の描かれたものもありました。後述します。
アラジン実写版はアラジン、ジャスミン共にロマンスタイプです。
空を飛ぶのはロマンスの領域、魔法を使うのはロマンスの領域、というお話をしたことがありますが、ここでも、アラジンは魔法の絨毯で空を飛びます。
***ネタバレ注意ここから白文字にしてあります***
カリム君を含む他のロマンスタイプのキャラクターは、今後もっと偉大な魔法使いになりますよ。もっと偉大な魔法がストーリーで展開されるはずです。
その一方で、ファッショナブルタイプのジャミル君は、スネークウィスパー以上の魔法は隠し持っては居ません。
*******ネタバレ注意ここまで*******
こうしてみると、物語の上ではファッショナブルタイプはロマンスタイプに勝てませんねえ。リアルでは負けっぱなしなんですがね。おとぎ話の中ではロマンスタイプって強いですね。気持ちよく勝たせてあげられるから、作り手側、書き手側が書きやすいんだろうなあと思います。
日本の作品でこの組み合わせを血眼になって探したところ、クリィミーマミがそうでした。主人公はロマンスタイプで、のほほんとしているのに対し、ライバルがファッショナブルタイプでマミちゃんに対して、愛憎がうねっている感じです。マミちゃんに対する、羨望あり、妬みあり。
名作でこの組み合わせが他にもあるよ~って見つけた人はどうか教えてください。
だからこそ、動かしにくいグレースタイプを使ったハリーポッターや、心理面が複雑になるファッショナブルタイプを動かしているアラジンって、偉大だなあって思うんですよね。後半寮を語るときに、またこのお話は出てくるので、今日はここまでとします。
後半寮に関しては、まだストーリーが公開されていない寮もあり、ネタバレに配慮しながら書くことになるので、さらに手間のかかる作業になってきます。
それにしても、オクタヴィネルでほっこりさせておいて、スカラビアでブラックホールに突き落とすとは。ディズニー恐ろしい・・・・・
結論、情緒を揺さぶるために生まれてきたスカラビアです。スカラビアで完落ちした大人が多いはずです。
◆◆パーソナルデザインとキャラクターデザイン3
~キュートタイプ、ハイスタイルタイプの健気さ◆◆
お世話係がキュートさんだと物語は穏やかに進む
サバナクローのレオナさんとラギー君は、仲良しです。お互いにいい意味で利用しています。ラギー君は別にレオナさんを憎んではいないと思います。
最初にお話ししたハイジも、クララのことは大切に思っています。
ロマンスタイプとハイスタイルタイプ(キュートタイプ)の関係性は、どろどろしません。高めあっていけます。でも、ロマンスタイプとファッショナブルタイプの関係性は、素直な関係にはなりにくいです。だからこそ面白いんですが、自分でまっさらなところから、ロマンスタイプとファッショナブルタイプでお話を作れと言われたら、難しいでしょうね。作れたら面白いんですがね。
松本清張に見つけたファッショナブルタイプとロマンスタイプの愛憎劇
あ、ありました。この関係の名作が。松本清張の「けものみち」がそうです。
ヒロインがファッショナブルで、男性がロマンスタイプですね。サスペンスですね。穏やかになりませんが名作になりますね。やっぱりメンタルに堪える系ですね。ファッショナブルタイプがロマンスタイプを裏切って面白くなっていくパターンですね。
ほのぼのも見つけました。ファッショナブルタイプとロマンスタイプの名コンビ
紳士は金髪がお好き、です。
ファッショナブルタイプ、ドロシーが悪役に配置されず、ロマンスタイプのローレライのお目付け役として乗船しています。それ以前にも、二人は仲良しです。この映画では、二人で自立していく方向の終わり方でした。この場合、ファッショナブルタイプがロマンスタイプに魅入られていて、ロマンスタイプに甘いですね。
裏切るか魅入られるか。どっちに転んでも面白いですね。
1万文字になりました。最後まで読んだかた、おられますか?いろいろと不十分な面が多いと思うので、ちょくちょく加筆すると思います。長々とありがとうございます。また、続きでお会いしましょう。
つづくの?
↑続きました。