案外、パーソナルデザインやパーソナルカラーを外していても似合うことって多いですよね。むしろ、そういうことのほうが多いですよね。なぜでしょうか。
パーソナルデザインと全く合わないのになぜか似合う服
多くの人はどうしてそれが自分に似合うのか、突き詰めてまでは考えることはしません。その必要もありません。なので、わたしが、どうしてそれが似合うのか、お話ししたいと思います。
似合う要素は何個ある?
結局、何か一つがマッチしていれば結構似合います。
何か二つがマッチしていれば、さらに似合います。このリストの中だけではなく、他にもたくさんあります。
- 色が似合っていたり
- サイズ感だったり
- 模様や
- ピッチや
- 着丈
- 素材感
- モチーフ
- 生地の厚さ
何でもいいから、この中で二つマッチしていたら、安心して着てください。ただし、ミニスカートや丸襟は要注意です。
例えば、ロマンスタイプだけど、幾何学模様が着たければ、あまりくどくない模様で、パーソナルカラーなら着られるし、例えばグレースタイプで賑やかな花柄が着たければ、規則的に配置されていて、落ち着いた色なら着られたりします。
さらに似合わせ要素には、アクセサリーを足せますから、今年の流行はスカート丈が長くて、真正キュートさんはお困りかと思うのですが、ジャストサイズを選んで、かわいらしいプチっとしたアクセサリーで、たちまち似合ったりもします。
わたしの母は真正キュートなのですが、いつもひざ丈のスカートを履いていて、そんな母にわたしが小花柄のマキシ丈のスカートを勧めたことがあります。
最初は絶対に無理だと言っていましたが、一番気に入って擦り切れるまで着ていました。小花柄、と言うだけで着られたんです。ただ、うちの母はアバンギャルドなので、ある程度大きな柄も大丈夫です。
パーソナルデザイン診断や、パーソナルカラー診断をした多くの人が、消去法で服を選んでいるんですよ。それ、違います。今まで通り、まず、ときめくものから入って、試着して、
「これ、着られるかな」をやってください。
「あ、これは似合わないやつ」で、スルーしないでほしいんです。何かしら似合う要素は無いですか?
例えばロマンスタイプのわたしの場合、ずるずるに大きい作りで素材が麻で、はっきりとしたストライプで、地雷の土色だったら、さすがに諦めます。
でもこれが、ずるずるに大きい作りだけれども、程よい化繊素材で、ぼんやりとしたストライプで、自分のパーソナルカラーにど真ん中なら、試します。
特にサイズの合う服は検討してみよう
上記の中でも特に検討してもらいたいのは、まるであつらえたようにぴったりサイズのお洋服です。パーソナルデザインが違っても、パーソナルカラーが違っても、一度検討してみる価値があります。
試着室から出て来て、お店にある他のアイテムと、いろいろ合わせてみましょう。
「凄い、あつらえたみたいにぴったり。似合うかも?」と思ったら、検討の価値ありです。他にいくつの要素が自分に合っているか、数えてみるんです。
この方法は、着られる服を増やす方法であって、ひときわ似合う服を選ぶ方法ではありません。なので、どの先生もあんまり積極的には言わないことだと思うので、面白いかなと思って書いてみました。試してみてください。
脱、消去法!ときめく服を手に取ってみてください。