今日もGUでリアルクローズ、撥水テーパードパンツこれは凄い

ゆったりしたパンツです

以前から必要だったテーパードパンツを買いました。木綿100%のものでは、まだ寒く、冬用の厚手素材では暑い、微妙な季節です。しかも雨に濡れるかもしれません。

そんななか、GUでこれを買ってみました。

https://www.uniqlo.com/jp/gu/item/325560
骨格ストレートでお尻小さめのわたしとしては、このパンツはサルエルに近い形と感じました。太もも部分の布たっぷりです。骨格ストレートの場合、SサイズやXSサイズも試してほしいです。
もちろん、骨格ウェーブさん向けです。

しわにならない撥水加工でこの時期にとても良いです。

パンツの良い設計、悪い設計

ここからは、ちょっと難しいお話になりますが、難しい話が嫌いな人や、お洋服はいろいろ考えずにポチれるだけにして欲しいという人でも、読むとお得な内容ですので、ぜひ読んでいってください。

わたしはお尻が後ろにボーンと出ているのですが、このパンツの設計は、またぐりと言われる部分が、深くカーブを描いていていて、曲線的なお尻を包み込みます。
洋裁を良く知らない人は、お尻がきついというと、また上ばかりを増やして、とっても格好悪いパンツを作ってしまいがちなのですが、曲線の強い体型に合うパンツは、またぐりのカーブのしっかりあるものです。
ここの部分ですよ。

前よりも後ろの布が多いのも、良い設計ですが、実は日本人には、お尻よりもお腹のほうが出ていますって人も多いので、自分の体型と、またぐりを確認すると、自分に合ったパンツが買えます。

良いまたぐり

良くないまたぐり(折り曲げて再現したものです)

痩せている人は、こんなまたぐりでも大丈夫なのですが、きっとバービー人形のようなスタイルじゃないと無理だと思います。

この股周りの横線は、サイズが合ってないとでます。この股まわりのしわがYにできる場合は、またぐりが足りていません。

パンツのYラインが気になるときも、足りないのは、このまたぐりのカーブと長さであって、また上が足りないわけではありません。お直しも しにくい部分なので、パンツの設計を自分の目でしっかり見て、試着して買うことです。

しかも、お店の人は、またぐりという言葉を知りません。
「またぐりが・・・・・」と言うと、
「また上ですか?」と聞き返されます。
「いいえ、また上は十分なのです。足りないのはまたぐりなので、このパンツは合いません」というとポカーンとされます。

さて、このブログに新カテゴリーが追加されました。あなたの服飾を豊かにするお直しの豆知識、お店の人にどう伝えればいいか、どこを見て選べばいいのか、言葉を知っているだけでも有利な情報を、その都度、書いてゆこうと思います。

こういうことを、とっても高いお値段で教えているセミナーもあるようですが、わたしたちの世代は、
「洋裁さえできれば女は一生食べていけるよ」と言われた世代(実際には安い海外製に日本製が淘汰された)なので、そんなセミナーでお金取るの?ってちょっと驚いちゃって、わたしが知っていることならぜーんぶタダでしゃべっちゃいます。

ただ、いつものことですが、お洋服を買ったときに、その都度気が付いたときに書きますので、なが~い目で見ていただければうれしいです。