女性的な外見と、外見からは見えない男性性(攻撃性)とのバランスのとり方

毎年恒例のクリスマスの宗教ネタです。
難しいですが、デザインが与える影響について書いてあります。

ロマンスタイプが特に苦しいのはどうして?

ロマンスタイプの苦しみどころのひとつに、外側から男性性や、攻撃性が見えないという事があります。わたしはそれで苦しいことも多いです。

曲線だけの外見からは、中身の男性性や攻撃性が見えません。武装していないように見えます。なので、どうにかして、内面の強さを外側に見せる必要があります。

外見だけからは、

「何でもやってくれそう」
「何も文句を言わなさそう」
「聖母様のようにすべてを受け入れてくれそう」

と、周りは感じているようですが、

そんなわけがない。柔和なのは顔と体だけで、内面は普通の人間ですもの。ロマンスタイプは聖母様ではありません。

さて、カトリック教会にマリア様像があるのは、男性性と女性性のバランスを取るためです。キリスト像は非常にざっくり言うとですが、父性性の象徴です。イエス様には父という神様がおられるので、これもまた父性性の象徴になりますし、神父様も神父様とお呼びするぐらいですから、これまた父性性の象徴なんですね。

ここまで父性が強い、それはつまり男性性が強くなってしまうと、その集団そのものがけっこう暴力的になりがちなんです。実際、一神教で暴力的なケース、そういう歴史があるところは多いですね。

その一方で、女性原理の宗教は、基本的に暴力による何かをすることはありません。天照大神は女性ですが、日本人は世界の中では、平和的でしょう。

性的二元性については、わたしが語り切れるものではないのですが、女性原理は主に自然信仰とは相性がよく、日本人はおおむね自然を愛し、自然は恵みだと考えています。その一方で自然を支配し、克服することで、豊かになれるとも思っているのではないでしょうか。

ロマンスタイプのナチュラル服も、似たような現象を引き起こすこともあると、一応知っておくとよいかと思います。

あ、寝ちゃう?離脱しちゃう?

内面の男性性をどうやって主張すればいいのか

さてさて、ロマンスタイプと何の関係があるんだ~ってことですが、わたしたちにも男性性や、父性性や、暴力性だってあるし、普通の人間だし、どこかでそういう面(男性性)も見せたいよね、と常にわたしは思うのですね。

方法1、男性的なもの(男性的な側面)をわかりやすいところに身に着ける(見せる)

それで、教会にバランスよくキリスト像と、マリア様像が置かれているように、何か男性的なものを、足すことで、自分の中の男性性に目を向けてもらう方法が、まずひとつ、ありますね。
具体的には、たとえばバイクのキーホルダーを持っていたりだとか、文具が男性的だったりとか、鬼滅の刃の密璃ちゃんのように大食いだったりとか、でバランスがとりやすくなると思うんです。

密璃ちゃんが大食いのほうが、愛せますよね。少食で完璧に女らしいよりも、人間的で好きになりますよね。
わたしだったら、
「牛丼屋に行こう!」と発言することで、自分の内面を主張しています。ロマンスタイプにはそういう男性的な面が、むしろあったほうが潔いです。

方法2、シンプルにすることで女性性を控えめに伝える

方法はひとつではなくて、たとえば、プロテスタント教会にはマリア様像がないけれども、十字架はシンプルにしてあります。聖職者の呼び方も、牧師さんと呼びます。カトリック教会ほどには父性性を前面に出さないことで、バランスを取っているのです。

そう、もうひとつの方法は、装いを可能な限りシンプルにしてバランスを取る方法があります。シンプルなVネックに、シンプルなワイドパンツのほうが、性格とのバランスがとれるかたも多いはずです。

そしてロマンスタイプのナチュラル服についてですが、ダメではないんです。でも、ロマンスタイプの柔和な顔(女性性)と、自然のものは相性が良すぎて、攻撃性がゼロになってしまうんですね。そうすると、社会の中では生きていきにくい、という現象が起きてしまいます。
ぬるい感じになり、甘えん坊に見えてしまいます。そうすると人をイライラさせてしまいます。

似合わない、のではなく、どちらかというと生きていきにくい、という表現がよいかと思います。

バランスは相手のためにも大事です

わたしたちの問題だけでなく、わたしたちを見る人たちにも、尖ったところのない女性性の塊は、戸惑いを与えてしまいます。女性性の塊に対して、それを見る者は二つの選択を迫られます。

自分自身をより強くし、大きな包容力で包み込む(やさしい父性)か、目の前の女性性の塊を破壊する(弱い人間だと相手を支配することで自我を保とうとする)か、の選択を迫られてしまいます。この辺は別記事にして掘り下げてみようと思いますので、今すぐ100%伝えるのは難しいかなと感じています。

バランスが取れていないということが、こういう現象を引き起こすので、そこでいじめとか、DVが起こりやすくなってしまいます。

強さは自分のため、人のため

他者のためにも、わたしたちは、
「わたしは強いのだ、母性とは強いものだ」と自己主張しておく必要があるのです。見る者の視界の中に、一見してすぐにわかる男性性があったほうが良いのです。ここでいう強さや男性性は、主に直線で表現できるデザインのことです。

ほんのちょっとしたことでよいのです。
具体的には

  • お洋服の柄の中に直線的なものも描かれている
  • 色合いが男性的(青や紺、グレーなど)
  • ちょっと小粋な縁取りがある(本来はキュートさんの領域ですが、少しならロマンスタイプにも良いスパイスになります)
  • 布ベルトではなく、細い皮ベルトをしてみる
  • 時計が男性的でもいい
  • Vネックであるだけでも良い

などなど、上記はほんの一部です。見分けるコツは、男性でも使える形や色、小物があることです。
いずれもロマンスタイプには似合わないと言われる要素ですが、実は、ほんのひとさじ、必要な要素なのです。

具体的には、このブログを全部読んでいれば解ると思うんですが、そういうわけにもいかないと思うので、これもまた別途まとめますね。

大人の女性なら、案外シンプルなお洋服のほうが、見た人に安心感を与えることも多々あります。ただし、その場合は髪形やアクセサリーが結構盛られているケースが多いので、芸能人でもない一般人は、普通に似合う服を着たほうが無難です。

ついでに言うと、芸能人でロマンスタイプだと、鼻筋がきれいな直線のかたが多いので、けっこうな直線要素も着こなしてしまわれます。ですが、普通の日本人は鼻が丸いので、一般人が芸能人をまねをするのには無理があります。
一般人がお化粧で直線を足したいならば、眉毛を少し直線的にするのが手っ取り早いです。これも、別記事で掘り下げないといけない部分ですね。

今、これを書いている段階で3000文字になっているので、後日、忘れないように掘り下げますね。

話を戻しまして、
歴史とか、宗教というものは、わたしたちの潜在意識に沁みついているものだと思います。そこのところに無意識でいるか、気が付いてみるかで、物の見方や見せ方って変わっていくものだと思います。
なので、こういうこともちょっと知っておくとお得かも?と思って書いてみました。

装いに5%の直線をぜひ。

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