年齢とともに服への意識はこんな風に変わった

お若い方から同世代まで、読んでいただいてありがとうございます。

そこで、今日は世代を超えて楽しめる話題を考えてみました。
年齢とともに洋服への感覚はどう変わるかというお話です。

わたしの20代の頃はひたすら好きな服を着ていました。
服を買う基準はインパクトと一目ぼれでした。
着回しとかは、まだ全然考えませんでした。

昔の写真を発掘してみました。手作りです。
手作りしか入るお洋服がなかなかありませんでした。


この写真を友達に分析してもらったら、
「わかりやすいブス」とのことでした。
このころの美人というのは、目がくりくりしてて、口と鼻が華奢な
松田聖子さんや小泉今日子さんのようなキュートタイプで、
体はウェーブタイプの女の子が流行だったんですよね。
流行って言い方は変かもしれませんが、わたしはぜんぜん波に乗れている感じの女の子ではなかったのです。
華奢さ、というものが微塵もないんですよ。

10代の時の写真は、あだ名を自分でつけるなら「芋女」かな(笑)
ウエストの部分のハムになってるところは一応シャーリングです。

それでもね、つくづく思ったんですけど、
女の子を「ブスだブスだ」と言って育ててはいけないと思いました。
将来どんな風に化けるかわからないですよ。
世の中のお父さん、お母さん、娘のことは蝶よ花よと育ててください。

もうね、横道にそれて今ここですごく話したいことがあるんです。
とにかくブスだからわきまえなさいと言われて育ったもので
お見合いの話が来ても
「すっごいブスなんですけどいいですか?」と切り返していたんです、わたし。
その時点で、お話は流れていましたね。当然だと思います。

石原さとみさんも、とても女優になんて成れないと、母親からは思われていたようですし
松田聖子さんも、デビュー当時は顔は全く評価されていなかったらしいので
いいですか、大事ですよ、
女の子は変わるので、親が勝手に評価しちゃダメです!
また、母親が思っているほどブスじゃないことがほとんどです。

30代の頃は、恋愛なんてしやしないのに、なんだか周りに流されて
男性受けするものを着ていた気がします。

そのままお見合いに行ける感じの服です。
パステルカラーのツインニットとかね、もうね、笑っちゃいます。
思えばこのころが一番痛かった気がします。

今はこんな風に変わりました。
「突然、初対面で、仕事の打ち合わせが入っても大丈夫なお洋服」

カーディガンをうんとカジュアルにすると今どきな感じになります。


どちらかというとストレート寄りですね。洋服そのものはフェミニンですね。襟も小さいですし。
ベルトがへにょってなっててすみません。これでも後ろから洗濯ばさみで止めたのですが
中央部分はどうしようもありませんでした。

それから、35歳を過ぎると、シンプルで着回しの利く服が好きになりますよ。
ただ、わたしの場合はどうしても寂しくなりますね。
どーんとロマンス寄りに持って行ったほうがいい気がします。