白鳥さんのなが~いお買い物。淑女に似合う正統派のダイヤモンド

彼女が、ショーウインドウのダイヤモンドのネックレスを見つめていたのは、去年の夏のことでした。
欲しいんだな、と思いましたが、
「欲しい」と彼女が口にするまで、時間がかかるかなと思っていました。
まあ、来年かな、と思っていましたら、お正月のご挨拶とともに、こんな文章が添えられていました。
「今年はダイヤのネックレスが欲しいです」うんうん、読み通り。
でも、彼女の重~い腰が上がるのは、暖かくなったころかな、と思っていました。
すると、3月ごろ
「5月に買いにゆきたいです」とラインが着ました。うんうん、読み通り。

ここで、白鳥さんのプロフィール
グレースフェミニンタイプ
ウィンター
骨格未診断
20代
雪のように白い肌が印象的な白雪姫のような人です。

待ち合わせ

その日、白鳥さんは、グレースらしいワンピースを着てお越しになりました。
わたしが着たら、ゲゲゲの鬼太郎になりそうな、黒とからし色のワンピース。
幾何学模様の上品なワンピースです。わたしが着たら鬼太郎です。
彼女が着ると、白鳥です。
ディズニーの白雪姫も、思い返せば、黄色や赤のコントラストがすごいですね。
わたしがあれを着たら、白雪姫ではなく、マクドナルドのピエロになると思います。

いいんだもん、わたしはバラ柄が着られるからいいんだもん。

正統派の輝きのダイヤモンド

二人で、御徒町のダイヤを全部見て回りました。
最終的に白鳥さんの選んだダイヤは、VVSクラスの0.3カラットのシンチレーションがキランキラン出るタイプのものに決まりました。
0.5カラットも試着しましたが、まだお若いこともあって、しっくりこなかったので、使い勝手のいい0.3カラットにしました。
わたしもいろいろ試着しましたが、ただただ敗北感を感じて帰ってきました。似合わなくて。
ロマンスタイプなら、メレダイヤが寄り集まっているデザインや、いっそのこと大粒のスワロフスキーのほうが似合います。
また、白い、正統派の輝きはウィンタータイプ以外の人や、ロマンスタイプには似合いません。
ロマンスタイプがダイヤモンドで優先するべきなのは、ファイヤです。色はわたしならKカラーよりも下げます。
とはいえやっぱりスワロフスキーのほうが似合うので、あんまり細かく書かないでおきます。本物は止めておきましょうとしか言えないから。
お店の人は、止めておきましょうとは言わないでしょう。でも、わたしは素人なので、言うのは自由です。
メレダイヤのデザインものにしておきましょう。

わたしがグレースさんに対していつも羨ましいのは、若いうちからある程度、どーんと高価な定番物を買っておけば、
10年、20年と使えることです。
ただ、お洋服のバリエーションはロマンスのほうが多いので、一長一短で、お互いない物ねだりなんですけどね。

ここで、少しダイヤモンドのネックレスについて思っていることを書きたいと思います。
年を取ったら、大きいものがいいというのは、9割間違いです。
普通のお勤め人なら、0.5カラットまでが使いやすいです。これは、以前にも書いたことですが、お勤めでは、目上の人も、そうそう大きな石は使っていません。そうすると、どうしてもそれ以上のものは使いにくいんですね。

万が一、偉くなったとしても、例えば政治家さんが1カラットをつけていたら、どんな気分でしょうか。
わたしは、人様の余計な負の感情は買いたくないなあと思ってしまいます。

なので、0.5カラットまでと思っています。
若いうちは、細いシンプルな枠に入れておけばいいですが、ある程度大人になったら、しっかりした枠に取り換えても良いかと思います。

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