大おばあさまは色味がお嫌い

おばあちゃんたちの時代背景~戦争、戦後、気が付いたらおばさんになっていた世代

70代のかたは、小学生の時には戦争を体験し、戦後の貧しさを体験したものの、成人してからは自分のお給料で欲しい服を買ったり、おいしいものもそれなりに食べることができた年代です。なので、年下の小娘に対しても理解があります。

ですが、80代、90代となると、戦争して、戦後があって、世の中がようやく豊かになり始めたころは35歳を過ぎていました。今の35歳と違って、そのころの35歳は、おしゃれをするには遅すぎる年齢でした。なのでね、わたしのような小娘(80代から見たら小娘です)に対しては、どうしても厳しくなりがちです。

色が嫌いなのではなく、怖いのです

さらに、そのころの年代の人は、図画工作を習っていないし、色鉛筆やクレヨンがあったわけでもないので、色に触れる機会がありませんでした。
なので、色味があることを、極端に恐れたり、軽蔑したりします。色味=媚、と思っていることも多いです。80代のお婆ちゃんたちは、灰色を一番好みます。全身くすんだ色をお召しのかたが多いです。

老人ホームの職員さんは、利用者に安心感を与えるために、穏やかな色のポロシャツを着たり、穏やかな色のエプロンをしていますが、厳密に色を指定されます。ボランティアの研修を受けたときに、色は指定されました。萌黄色が人気で、柄はリバティ柄が人気でした。

わたしが、シニアクラブや、老人ホームで馴染もうとするならば、この感覚に合わせるしかありません。そして、もちろんおしゃれしていることも嫌がります。一番好まれるブランドはユニクロのようです。

老人ホームでシンプルな服が好まれるのは、お風呂に入れないという事情があるからのようです。お風呂に入れなかった次の日にドレスを着ようと思いませんよね。毎日、お風呂に入っている人のことが、とても羨ましいだろうなと思います。

シニアにも好評なユニクロ

わたしはまだ、老人ホームに入る歳ではありませんが、これからのリタイア生活を穏便に過ごすために、ユニクロのグレーの服を着る必要があるのです。そういう事情もあって、わたしはユニクロを極めようと思いました。

ユニクロに関しては、発信している人が多いのですが、わたしの場合はおしゃれをするためだけでなく、シニアの中で上手に埋もれる手段だったり、ユニクロでロマンティックだったり、あわよくばユニクロで超カッコイイ、とかもやってみたいです。

もちろん、気に入ったものがあれば、ユニクロ以外のお洋服もボチボチ買いたいと思っています。ですが、ロマンス全開のお洋服というよりも、50代の曲線系の人全部が、気楽に着られる服にしたいなと思っています。

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